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2021.10.06

WING

JAXA、イプシロン5号機を10月7日に再設定

可搬式ドップラーレーダ不具合はコネクタの緩み

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は可搬式ドップラーレーダの不具合の影響で、打上げ19秒前に緊急停止したイプシロンの打上げについて、10月7日9時51分21秒~9時55分16秒(日本標準時)実施することを発表した。打上げ予備期間として、10月8日~11月30日を設定した。
 去る10月1日に計画していた打上げでは、可搬型ドップラーレーダ設備から送信されたデータに含まれる観測時刻が、一時的に種子島RCCで受信した時刻と大きく異なる時刻となってしまう事象を計8回確認。実際の時刻とのズレは、-2580秒~+720秒の範囲で生じたという。打上げ直前まで、断続的にこの問題が発生したことから、打上げ19秒前に緊急停止した。

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