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2021.09.30

WING

住重、住重エス・エヌビジネスを吸収合併へ

22年4月1日をもって精密機器事業部に統合に

 住友重機械工業は9月29日、連結子会社である住重エス・エヌビジネスを2022年4月1日付で吸収合併すると発表した。
 合併は9月29日の取締役会で決議・契約しており、2022年4月1日の効力発生日で住重エス・エヌビジネスは解散して住重の精密機器事業部に統合されることになる。
 住重エス・エヌビジネスは極低温冷凍機および防衛装備品の部品加工、産業機械部品の製造販売を事業とする会社で、従業員数は29名、2021年3月期の売上高は7億5800万円だった。
 住重は吸収合併の目的について、「経営資源を当社に集約し、製造基盤の強化と製品競争力の向上を図るため」とコメントしている。
 ちなみに、住重は防衛装備品として5.56mm機関銃MINIMIや12.7mmM2重機関銃を製造しており、過去には長年にわたる納入品の試験結果改ざんが発覚するという不祥事があった。また最近では陸上自衛隊が調達を予定している次期機関銃の選定辞退、次期機関銃の設計図面が下請け企業から中国に流出するといった不祥事が報じられている。