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2021.09.10

WING

空自築城のF-2接触はオートパイロット過信が原因

訓練空域進出時に空撮行う不適切計画立案も

 航空幕僚監部は9月9日、今年4月22日に発生した航空自衛隊築城基地所属のF-2戦闘機同士の接触事故について、事故原因と再発防止策を発表した。空幕は事故原因について、パイロットが追い抜き飛行を行う際にオートパイロットの高度保持機能の有効性を過信したことや、訓練空域への進出中に空撮を行うために追い抜き飛行を行うといった不適切な計画が立案・承認されていたことと結論。再発防止策として、全飛行隊長および飛行群司令に指導を実施するほか、操縦者に対し編隊飛行における基本の徹底や、目視を維持出来なくなった際の衝突防止に関する連係要領の確認、過去発生した編隊飛行に係る同種事案の原因と教訓について都度教育を行っていくこと、空撮実施時における準拠を策定した。

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