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2018.08.27

WING

陸自、富士総合火力演習を実施

水陸機動団が初参加、島嶼部奪還要領を展示
 
 陸上自衛隊は、8月26日に平成30年度富士総合火力演習(総火演)を静岡県の東富士演習場で実施し、演習を一般公開した。今回は今年3月末に新編された日本版海兵隊とも言える、水陸機動団が初参加し、会場では、装備するAAV7が射撃展示を行ったほか、配備が進む16式機動戦闘車が、縦横無尽に走り回り陣地転換要領を展示するなどで、会場を沸かせたほか、新装備の電子戦装備「NEWS」なども展示した。また航空機としては、陸上自衛隊の対戦車ヘリAH-1Sや多用途ヘリUH-60、輸送ヘリCH-47、観測ヘリOH-6のほか、狭域用UAVが参加した。また航空自衛隊のF-2攻撃機が、会場上空をフライパスした。なお今年2月に佐賀で墜落事故を起こしたAH-64D、OH-1やUH-1は今回はシナリオや時間の関係で参加しなかったほか、長年参加してきた74式戦車が今年は参加せず引退となった。
 なお、26日の本番に先立って、8月23日には学校予行が、25日に自衛隊の学生を集めて教育目的のために実施する教育演習を、それぞれ実施され、各日とも報道公開した。