航空局、2件の重大インシで管制分野の安全取組み

ハザード要素との相関性など調査、立入監査も実施

　国土交通省航空局はこのほど2020（令和2）年度の「交通管制に関する安全の向上のための取組み」をまとめ、管制分野の安全情報のうち、フォーローアップが完了した2件の重大インシデントをもとに安全性の向上を図ったことを公表した。この取組みでは、リスクベースの安全監督を進めるため、発生事案とハザード要素との相関性調査などを行って、リスクの高まりを判断する要素の解明を推進。そのほかにも安全監査を実施したとして、2020年度から2021年度にかけてリスクが高いと思われる28官署への立入監査の実施などについて説明した。