★観光庁22年度概算要求、3.3%増の425.3億円

　観光産業の存続と「稼げる観光地」実現へ

　観光庁は令和4年度（2022年度）予算の概算要求で前年度予算比3.3%増の425億3500万円の要求を行った。東北復興枠の8億円を除いた一般会計の要求総額は2.3%増の417億3500万円となった。このうち、国際観光旅客税の税収活用関連では8.0%減の240億円、これ以外の部分では19.7%増の177億3500万円とした。今回の概算要求では危機に瀕する観光地・観光産業の存続に万全を期しつつ、ポストコロナを見据え、地域経済を支える観光の本格的な復興の実現を図るための取り組みを継続して実施していく。加えて、中長期的な滞在者や反復継続的な来訪者の増加、稼げる地域の看板商品となるコンテンツの創出に向けた取り組みを推進する。
　新型コロナウイルス感染症への対応については事項要求とし、対応に必要な施策については今後の感染状況や観光需要の動向などを踏まえつつ、、予算編成過程で検討するとした。

　国際観光旅客税税収関連、8.0%減の240億円
　新型コロナ対応は感染動向を見据えながら検討