★IATA、EUデジタル証明を世界標準に

　各国に要請、「デジタル証明検討国の青写真」

　国際航空運送協会（IATA）は8月28日（ジュネーブ現地時間）、欧州でスタートしたEUデジタルCOVID証明書（DCC）を、デジタル・ワクチン証明書の世界標準とするよう各国政府に要請したことを明らかにした。IATAは世界保健機関（WHO）に対しても同様の呼びかけを行うなど、世界標準を早期に作ることで、国際的な人の往来をできるだけ早期にスムーズに再開することを目指したい考えだ。
　欧州のDCCはEU加盟27カ国内で展開されているほか、すでにスイス、トルコ、ウクライナなど、EU域外で独自に作成した予防接種証明などとも相互協定が結ばれ、その実装が進んでいる。さらにIATAによれば、現在のところ他にも約60カ国で独自証明書において、DCC仕様を用いることを検討しているという。