★コロナ禍から復活へ東京の観光振興を重点要望

　東商、域内観光回復へ「大胆な支援策検討を」

　東京商工会議所は7月6日、「コロナ禍からの復活に向けた、東京の観光振興に関する重点要望」をとりまとめた。要望では、フェーズ1で域内観光の回復、フェーズ2で段階的な往来の再開、フェーズ3でインバウンド回復を目指し、各段階で取り組むべき重点事項を整理した。このなかで、域内観光の回復に向けて、都民を対象とした都内宿泊施設等の利用促進を求め、「都民の幅広い消費意欲を喚起する大胆な支援策を検討されたい」と要望。都内観光促進事業「もっと楽しもう！TokyoTokyo」を可及的速やかに再開するよう要望した。また、段階的な往来の再開では、国のGo Toトラベルキャンペーンについて、実施期間の延長に加えて、比較的単価の低い宿泊施設など中小事業者への誘客促進につながる制度設計などを国に働きかけるよう要望した。
　東商の観光委員会（委員長：田川博己東商副会頭、JTB相談役）が要望書をとりまとめた。今後、東京都をはじめ関係各方面に提出し、要望内容の実現に向けて働きかけていく。