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2021.06.25

WING

「T-7Aレッドホーク」の急ピッチ開発を可能とした鍵とは?

急ピッチ設計・製造を成し得たデジタルエンジニアリング

  ボーイングが開発した米空軍向けの単発高等ジェット練習機「T-7Aレッドホーク」は、猛烈なスピード開発を進めることで業界内外の話題をさらった。超スピード開発を成功に導いた鍵とは何だったのか---。
 ボーイング担当者は本紙の取材に対して「設計・製造工程にデジタルエンジニアリングを適用することで、T-7Aプログラムはコンセプト段階から初飛行までわずか36ヵ月で完了した」ことに触れつつ、「デジタルエンジニアリングによって製造・設計サイクルのあらゆる面でリードタイムを短縮することに成功した」ことに言及。デジタルエンジニアリングが超スピード開発の大きなカギとなったことを明かした。その上で「例えば、エンジニアリング品質が75%向上したことに加え、前後部胴体結合作業時間を95%短縮することに成功した」ことを明らかにした。

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