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2021.06.18

WING

JAL株主総会、23年度に1株利益をコロナ前水準に

公募増資の株希薄化打ち消す、23年度までに早期復配

 日本航空(JAL)の第72回定時株主総会が6月17日、都内で開かれた。コロナ禍で航空需要が激減したことにより、業績が大きく落ち込んだなかで開催された株主総会には計399名の株主が会場を訪れ、一部の株主はオンラインで参加した。JALの赤坂祐二社長は株主を前に、「事業構造改革とコストマネジメントの徹底により、2023年度には一株当たりの利益水準をコロナ前に回復させ、昨年11月の公募増資による希薄化の影響をうち返す」ことを強調。「2025年度にはさらに1割利益を上積みし、2023年度までのできるだけ早い時期の復配、そして2024年度以降の安定的な配当を目指す」として、早期の復配と安定配当を目指す方針を示した。

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