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2021.06.15

ウイングトラベル

★JATA「新感染症モニターツアー」成功裡に実施

 PCR検査付で安心感、JATAは「手引き」策定

 日本旅行業協会(JATA)は、ウィズコロナ時代に旅行者と受入先の双方が安心して旅行を実施できるよう、4つの新たな感染対策を施した「新」感染対策モニターツアーを実施し、その報告会を6月14日に開催した。モニターツアーは旅行会社8社が9コースで実施。ツアー参加者全員が事前にPCR検査を受けて陰性の場合のみ参加可能としたことで、参加者はもとより受入施設の安心感にもつながったとして、ワールド航空サービスでは7月一杯まで全てのツアーをPCR検査付きで販売していく方針を表明した。ただ一方で、日帰りなど割安なツアーの場合、検査費用をツアー代金に含むことは費用面と管理面で負担が大きいこと。自由行動時に食事するレストランは参加者が自由に選べるため、旅行会社による感染対策には限界があることなど、今後の課題も指摘された。JATAでは、今回のモニターツアーの結果を踏まえ、「国内団体旅行における民間スクリーニング検査の活用に係る手引き」の第1版を作成、JATA、ANTA(全国旅行業協会)の会員に周知し、コロナ検査付きツアーを実施する場合の留意点などを共有していく方針だ。

 「新」感染対策モニターツアーは、クラブツーリズム、JTBメディアリテーリング、T-LIFEホールディングス、日本旅行、阪急交通社、名鉄観光サービス、読売旅行、ワールド航空サービスの8社が参加し、9コースで実施された。

 

※写真=「新感染対策モニターツアー」の報告会の様子

 

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