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2021.06.14

ウイングトラベル

★OTOA、21年度年会費を特例措置で半額に

 会員の経営維持図る、海外旅行再開へ課題議論

 日本海外ツアーオペレーター協会(OTOA)は6月11日に記者会見し、9日の通常総会で承認された2020年度事業報告・収支決算、21年度事業計画・収支予算等について説明した。コロナ禍による海外旅行・訪日旅行の消滅で、ツアーオペレーター業界は売上が「ゼロ」になる中で、20年度にOTOAは正会員を対象に一律2万円の実質的会費減額を実施。正会員数は129社から112社に17社の退会にとどめた。また、21年度は年会費20万円を10万円に半額に減じるなど、会費を半額とすることを決めた。
 これは21年度の特例措置で、OTOAでは、新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響が長期化していることに伴い、正会員各社の経営が大変厳しい状況にあることを考慮して、今年度限定の特例措置して、正会員年会費の半額を返金することを決定した。
 大畑貴彦会長は「今も会員各社は経営維持、事業存続に奔走している日々を送られている」と述べ、退会した正会員に対しては常に門戸を開けて待つとともに、厳しい環境の正会員に対して、年会費を思い切って半額に減額して、海外旅行が回復した時には、コロナ前の129社を上回る会員数の増加と活動の強化を図る。

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