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2021.06.11

ウイングトラベル

★タイ、今後2年間かけ観光リカバリー策展開

「フェニックスプラン」策定、高付加価値な観光提案

 タイ国政府観光庁(TAT)は6月10日、タイ国政府コンベンション&エキシビションビューロー(TCEB)、泰日旅行業協会(TJTA)と共催で日本の旅行業界向けのオンラインセミナー「タイランドツーリズムフォーラム2021」を開催した。その場においてTATのユタサック・スパソーン総裁は7月からプーケットにおいて海外からの観光客の受入を開始するのを皮切りに、10月までにバンコクなど9つのエリアで観光客の受入を再開する計画を表明した。さらに新型コロナウイルスの感染拡大で大きく落ち込んだ観光産業の復活に向けて2022年に「フェニックスプラン」と題したリカバリープランを策定。安全・安心の観光を実現するとともに、観光支出額の上積みやレスポンシブルツーリズム(責任ある観光)に結びつく高付加価値型の観光素材を造成していくための取り組みを推進していくことを明らかにした。

 

 7月から「プーケット サンドボックス」開始

 10月目途にバンコクなど9地域でも受け入れ

 2019年には世界中から3982万人が訪問していたタイだが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、2020年には海外からの入国者数は670万人にとどまった。さらに、タイの国内旅行を含めた観光総収入は7.2兆円から2兆円まで落ち込むなど大打撃を被った格好だ。
 そうした中でユタサック総裁はツーリズムフォーラムにおいて「タイ観光復興へのロードマップとアフターコロナの展望」と題した基調講演を行い、今後のタイにおける観光振興への取り組みについて説明した。

 

※写真=今後のタイの観光復興に向けたロードマップなどを紹介するタイ国政府観光庁のユタサック・スパソーン総裁

 

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