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2021.06.11

ウイングトラベル

★日本の旅行・観光産業のGDP貢献、15兆円減少

 29万人以上が失業、世界旅行ツーリズム協議会調べ

 世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)の調査によると、日本の旅行・観光産業による日本のGDPへの貢献度は、2020年に約15兆円(1380億米ドル)減少したことがわかった。その結果、29万人以上の雇用が失われたが、日本では雇用調整助成金などの雇用政策により、世界平均に比べて失業者数は抑制されたとも指摘した。その上で、WTTCは、「今年、海外旅行が復活すれば、GDPへの貢献度は大幅に上昇し、雇用も回復する可能性がある」として、国際交流の再開が旅行・観光産業の復活と雇用回復につながると強調。そのうえで、日本政府は国境再開に向けた明確なロードマップを持ち、旅行制限を緩和していくことが重要だと指摘した。

 この調査は、WTTCが毎年行っている年次経済影響報告書のなかで、新型コロナウイルスが日本の旅行・観光産業に与えた劇的な影響について調査分析したもの。

 

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