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2021.06.08

ウイングトラベル

【潮流】海外旅行に明るい兆し

 2020年度の大手旅行会社の決算がほぼ出揃った。期末は違うが、3月期ではJTBが最終赤字1052億円、KNT-CTホールディングスが最終赤字285億円、阪急交通社は営業赤字74億円。12月期では日本旅行が最終赤字128億円だった。中堅では3月期で旅工房が最終赤字15億円を計上した。
 HISは10月期決算だが、20年10月期は最終赤字250億円を計上した。コロナ禍が影響しなかった2019年11月から20年2月の4カ月が含まれており、仮に3月期だったら、さらに厳しい決算だっただろう。
 国内旅行はGo Toトラベルキャンペーンもあり、前年と比べれば大幅減だが、業績を下支えした。これ以上の赤字を防いだのは、Go Toトラベルがあったからだろう。人流の動きで、Go Toが感染拡大のやり玉に上がったが、Go Toトラベルに関しては今も感染拡大のエビデンスとはなっていない。

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