ASEAN・EU、史上初のブロック間航空協定に締結

自由化交渉が完了、後日正式に署名へ

　東南アジア諸国連合（ASEAN）と欧州連合（EU）およびその加盟国は6月4日、去る6月2日に開催した臨時ASEAN-EU高級運輸担当者会議において、ASEAN-EU包括的航空輸送協定（AE CATA）の交渉を完了したことを発表した。これにより同協定締結に大きく前進したかたちとなり、後日、最終的な協定への署名・締結することになった。
　ASEAN-EU包括的航空輸送協定は世界初のブロック間航空輸送協定であり、ASEANとEUの37の加盟国間の接続性と経済発展を促すことを目指したもの。今回の交渉終了で協定が締結されれば、ASEANとEUの航空会社は、両地域間および両地域を越えた旅客・貨物便の運航機会が拡大することが見込まれるほか、ASEANとEUの航空会社は、両地域間で任意の数のサービスを提供することができるようになる。さらに週14便までの旅客便および任意の便数の貨物便を、両地域を経由して第三国に向けて運航することができる。