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2021.05.17

ウイングトラベル

★阪急交通社決算、コロナで営業赤字73億円

 21年度はDP強化、オンライン、地域連携強化

 阪急交通社が発表した阪急交通社グループ4社の2021年3月期通期決算は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、営業収益は前年同期比64.6%減の119億6000万円となり、コスト削減に努めたものの、営業損益は前年の2億3200万円の黒字から73億9700万円の赤字に転化した。
 営業収益は、海外旅行が新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大に伴う各国の出入国制限や渡航制限などの措置により、全方面で募集型企画旅行を中止。年間を通じて回復せず、需要が消失したことで大幅に減少となった。
 国内旅行は全国を対象に発出された緊急事態宣言により、添乗員同行の募集型企画旅行を6月まで中止したことで上半期は厳しい状況が続いた。7月末からの GoToトラベルの開始に向けて広告展開を強化したことで、第3四半期(10-12月)は前年を上回る回復を示したが、第3波による東京都をはじめ一部地域対象の緊急事態宣言の発出により、第4四半期(1-3月)は対象地域発着の添乗員同行の募集型企画旅行を中止したことで前年を下回り、年間を通じて大幅な減収となった。

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