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2021.04.23

WING

築城基地所属のF-2A/B戦闘機同士が接触事故

操縦者らに怪我なし、衝突防止灯と放電索が脱落

 航空幕僚監部は4月22日、同日午後に広報撮影のために編隊飛行を行っていた第8航空団第8飛行隊(築城)所属のF-2戦闘機2機が接触事故を起こしたと発表した。当該2機は事故後、無事に築城基地に着陸しており、操縦者および撮影のため同乗していた部外カメラマン1名に怪我はなかった。また、接触時に脱落した部品などによる部外への被害も23日午前9時時点ではないとのこと。第8航空団では団司令の下、接触原因の調査を実施している。
 今回の事故を詳しくみてみると、編隊飛行訓練などの広報撮影のため、第8飛行隊のF-2A戦闘機(単座)とF-2B戦闘機(復座)のそれぞれ1機が4月22日午後に、山口県沖の訓練空域に向け飛行していたところ、15時07頃に山口県花尾山付近の上空で接触したという。この際、前方にいたF-2B(2番機)の垂直尾翼上端に、後方上からF-2A(1番機)の機首レドーム下部が接触して、F-2B(2番機)の衝突防止灯と放電索が脱落した。・・・

 

※写真=空幕が発表した事故機の外観状況(提供:航空幕僚監部)