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2021.04.22

WING

防衛省、馬毛島施設整備へ空自戦闘機で確認飛行

FCLPと同様のルート、音の大きさ測定し地元理解促進

 防衛省はこのほど、馬毛島での自衛隊施設の整備について地元の理解・協力を得るため、来る5月11日と15日に航空自衛隊戦闘機によるデモフライト(確認飛行)の実施を決めた。その際に周辺地域で音の大きさを測定して、後日計測結果を公表する予定。同省では2020年10月から、地元住民への説明会などを実施してきたが、地元からは実際に馬毛島周辺で戦闘機を飛行させて音の状況を知りたいと要望を受けた。そのため、音の状況を確認するべく同飛行を実施することにした。この整備予定の施設では、米軍艦載機による陸上空母離着陸訓練、通称FCLPを行う予定で、実際の訓練と同じ飛行方式で音の状況を確認する。・・・

 

※写真=この確認飛行では、写真のF/A-18など米軍艦載機が行うFCLPと同様の飛行を行って、地域住民が懸念する音の大きさを測定する(提供:ボーイング)

※図=左が確認飛行で実施する有視界飛行の飛行経路で、右が計器飛行の経路。1・3回目の昼間には、6機のF-15が各1周ずつ、計8経路の飛行を実施する。2・4回目の夜間の飛行では、右の計器飛行の経路のみ飛行することとして、2機のF-15が各2周ずつ飛行する(提供:防衛省)