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2021.03.30

ウイングトラベル

★ICAOら5機関、航空機乗務員にワクチン優先接種を

 特別共同声明で各国政府に呼びかけ

 国際民間航空機関(ICAO)、国際労働機関(ILO)、国際海事機関(IMO)、国際移住機関(IOM)、世界保健機関(WHO)の5機関は3月26日(モントリオール現地時間)、航空機の乗務員や船舶の船員に対して、新型コロナウイルスのワクチン接種を優先的に実施するよう、各国に呼びかける特別共同声明を発した。
 共同声明にはICAO事務総長のファン・リュウ博士のほか、国際労働機関(ILO)、国際海事機関(IMO)、国際移住機関(IOM)、世界保健機関(WHO)の各機関長が署名した。
 この共同声明ではWHOの勧告の重要性をあらためて強調。現時点では、ワクチン接種による感染の減少効果が不明であることや、世界的にワクチンの供給量が限られていることを考慮して、各国政府は入国条件として海外渡航の際にワクチン接種証明を求めるべきではないとしている。

 

※画像=ICAOら5機関が特別共同声明。航空機乗務員や船員に対する新型コロナワクチン優先接種を呼びかけた(提供:ICAO)