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2021.03.29

WING

航空局、2022年にCFDT試行運用へ

巡航機のフィックス通過時刻指定で交通流最適化

 航空局は、航空路空域を飛行中に通過地点の通過時刻(CFDT : Calculated Fix Departure Time)を指定した交通流管理を、2022年に試行運用を開始する方針を固め、取り組みを強めている。コロナ禍の昨年にも航空会社と協力したシャドーオペレーション(システム評価)を実施しているが、2021年度中もシャドーオペレーションを実施して、CFDT導入に向けた分析・検討を進める方針だ。さらに複数地点におけるCFDTの導入を検討していくほか、システムの設定の見直し、さらにはパイロットに特定地点の通過時刻などを通知するタイミングなど、各種パラメータに関する産学官の研究開発、運用手法の改善などを図り、評価を実施した上で試行運用を開始する考え。・・・

 

※画像=2022年にCFDTを試行運用する。フィックス上空の通過時刻を管制官が指示することで航空交通流の最適化を図る(出典:航空局資料より)