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2021.03.26

WING

成田の二酸化炭素排出量2050年までに半減へ

NAA田村社長、国内初の空港全体目標を策定

 成田国際空港会社(NAA)の田村明比古社長は3月25日の定例会見で、同社がこのほど策定した「サステナブルNRT2050」について説明し、成田空港全体として、2030年度までに発着1回当たりに排出する二酸化炭素量を2015年度比で30%削減を目指すとした。2050年度には、空港全体の排出量50%削減を目指す考え。さらにNAAグループとしての目標も設定し、2030年度にはグループ排出量を30%削減し、2050年度には排出量が実質ゼロとなるネットゼロを目指すとした。田村社長は「空港運営会社としてネットゼロ、さらに航空会社などステークホルダーを含む空港全体の数値目標を掲げる空港は、国内で成田空港が初めて」だと述べて、日本の空港の中でも率先して環境問題に取り組む姿勢を強調した。・・・

 

持続可能な先進空港へ、気候変動対応し経済復興
NAA統合報告書発行、長期的視点に立つ空港経営

 

※写真=NAAの田村明比古社長は定例会見で成田空港全体として、2030年度までに発着1回当たりに排出する二酸化炭素量を2015年度比で30%削減を目指すと語った