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2021.03.26

WING

スカパーJSAT、Superbird-9をエアバスから調達

総額300億円の契約、OneSat型衛星に

 スカパーJSATホールディングスは3月25日、エアバスとの間でスカパーJSATの通信衛星 「Superbird-9」の調達契約を締結したことを発表した。同社によれば、2024年度上期に打ち上げる計画で、同年中のサービス開始を目指す。
 この「Superbird-9」は現在、東経144度で運用中の通信衛星「Superbird-C2」の後継衛星。エアバスが製造するOneSat型衛星を初めて選定した。
 エアバスのOneSat衛星はフルデジタル化した通信ペイロードを搭載することにより、宇宙空間においても自由に通信地域や伝送容量を変更することができる「フレキシブル衛星」とのことで、『Superbird-9』は日本をはじめとするする東アジア諸国において、設計寿命15年以上に亘って大容量・自由度の高い通信を行う能力を有することになる。
 両社によれば、今回の契約は衛星本体、衛星管制用地上システム、軌道上初期試験の実施が含まれており、スカパーJSATの総投資額は300億円規模となる見込みだ。・・・

 

※画像=Superbird-9のイメージ(提供:スカパーJSAT)