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2021.03.26

WING

関西空港2月、昨年6月以来の総旅客数10万人割れ

変異株・緊急事態宣言延長が影響

 関西エアポートが3月25日に発表した2月の関西空港の運用実績によると、同空港の旅客数は国際線・国内線合計で9万9146人と、対前年同月比94%減少した。関西空港の月間旅客数が10万人を下回ったのは、昨年6月(8万1545人)以来のこと。ちなみに2月実績のうち国際線旅客数は99%減の1万1161人、国内線旅客数は83%減少した8万7985人に留まった。
 国際線旅客数は新型コロナ変異株に対する予防措置として、各国政府が出入国制限を強化したことの影響を受けて1月実績よりも縮小。日本人旅客数は98.9%減少した5869人、外国人旅客数も99%減少した5280人だった。
 国内線旅客数についても、関西3府県を含む一部地域を対象とした緊急事態宣言の延長や移動自粛などによって、便数・旅客数ともに1月と比べて回復が鈍化した。

 

■伊丹空港旅客数、73%減の32万人

 

■神戸空港旅客数、84%減の4万3381人

 

※写真=関西空港の2月実績は昨年6月以来の10万人割れ。新型コロナ変異株による出入国規制や政府の緊急事態宣言などの影響を大きく受けた