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2021.03.25

WING

NICT、航空通信など短波帯電波伝搬シミュレータ開発

電離圏変動の影響をリアルタイム推定

 情報通信研究機構(NICT)らの研究チームが、宇宙天気情報を反映した電波伝搬を地上と衛星観測及びモデル計算に基づいてリアルタイムに推定する短波帯電波伝搬シミュレータ「HF‐START」(エイチエフ・スタート)の開発に成功した。これにより
 この研究はNICTと海上・港湾・航空技術研究所電子航法研究所(ENRI)、千葉大学を中心とした研究グループによって行われたもの。
 研究チームによると、同システムを用いることによって、リアルタイムGNSS観測に基づく日本国内における任意の2地点間およびモデルに基づく宇宙天気情報を用いた地球上のあらゆる場所の任意の2地点間の短波帯電波伝搬のリアルタイム推定が可能だとしている。
 また過去に遡ってユーザーが計算日時を指定することもできるとしており、・・・

 

※短波帯電波伝搬シミュレータ「HF‐START」の公開リンク
https://hfstart.nict.go.jp/jp/

 

※画像=NICTら研究チームが短波帯電波伝搬シミュレータ「HF‐START」を開発。電離圏変動の影響を受ける航空通信などの短波帯電波伝搬をシミュレーションすることができる(提供:NICT)