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2021.03.24

WING

国内航空機生産額、コロナ影響で2020年は前年比2割減

機体生産額25.1%減、エンジンは17.3%減に縮小

 日本国内の2020年暦年ベース(2020年1-12月)の航空機生産額(製造・修理)が、対前年比20.8%減少した1兆4716億200万円に縮小したことが明らかになった。暦年ベースの航空機生産額としては2013年の1兆3657億円と2014年の1兆5891億円の間の水準にまで低迷。787型機プログラムの量産拡大などの影響で2019年には1兆8569億円にまで拡大してきた日本国内の航空機生産額だが、およそ6~7年逆戻りしてしまったかたちだ。
 2020年航空機生産額のうち、民間向けは対前年比26.4%減少した9698億400万円、防衛向け(含む特需)は6.9%減少した5017億9800万円だった。

 

製造生産額、22.4%減の1兆2905億円

 

修理生産額、6.9%減の1810億円に

 

※写真=昨年一年間(暦年)の国内航空機生産額は約2割減となった。新型コロナパンデミックでこれまでの成長が急失速することに