記事検索はこちらで→
2021.03.10

ウイングトラベル

★旅行業界と周辺産業をつなぐシステム構築を

 JATA経営フォーラム、国内旅行の方向性議論
 
 今年のJATA経営フォーラムで国内旅行をテーマとした分科会Bでは「国内旅行の新たなカタチとJATAの役割」をテーマにディスカッションが行われた。討論では、コロナ禍の旅行産業における新たな動きとして注目が高まっているワーケーションやオンラインイベント、新たな生活スタイルを見据えた旅行形態について現状を考察したほか、アフターコロナ期を見据えた旅行会社や業界団体の役割についてさまざまな意見が出された。 国内旅行需要を取り込むポイントとして、新型コロナウイルスの感染拡大を経て消費者のマインドが変化する中で「商品を造成して自由に買ってもらうという従来型のスタイルには限界がある」と指摘した上で最大公約数的なビジネスモデルからパーソナルサービスをいかに提供できるかが今後のカギとなり、これを実現させるためにはオンラインの力が欠かせないとした。

 

 ワーケーションは地域との関わりで新たな局面
 白馬村は昨秋観光客増加「消費者のニーズに合致」
 オンライン企画、リアルの代替ではなく誘導策
 旅行会社、オンライン組み合わせ、新たな価値創造を
 コロナ後、人と企業の移動で旅に新たな価値観
 地域が発信する観光の魅力を点と線でつなげる
 業界団体、観光需要喚起に背中を押す役割を
 分散型旅行推進に向けた社会実現へ発信を

※写真=JATA経営フォーラムの分科会の模様。国内旅行の新たなカタチとJATAの役割をテーマに議論が行われた