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2021.03.08

WING

ルフトハンザ、独で1万人規模の追加雇用削減へ

20年決算は67億ユーロの純損失、今夏需要回復に期待

 ルフトハンザグループは3月4日(現地時間)、新型コロナ禍で業績が悪化したことを受けて、ドイツ国内において1万人規模の雇用の追加削減に踏み切る方針を示した。ルフトハンザグループは昨年、約2万8000人もの大規模な人員削減に踏み切っている。また、2023年にはグループの航空機は650機にまでフリートが縮小する見通しにあることを明らかにした。さらに、本業の航空輸送とのシナジー効果が希薄なグループ傘下の子会社は処分することを検討しているという。
 ルフトハンザグループが同日発表した2020年の決算によれば、売上高は対前年比63%減少した135億8900万ユーロにまで縮小。67億2500万ユーロもの純損失(前年は12億1300万ユーロの純利益)を計上するなど、厳しい現実を突きつけられるかたちとなった。
 ルフトハンザグループのカーステン・スポア最高経営責任者(CEO)は「昨年は・・・・。

※写真=ルフトハンザグループがドイツ国内で1万人規模の人員を追加削減する。すでに2万8000人もの大規模削減を行なっている