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2021.02.18

WING

山崎統幕長、ミリー大将と中国海警法など意見交換

米政権交代後初の会談、強固な日米同盟再確認

 山崎幸二統合幕僚長は2月17日、米国の統合参謀本部議長のマーク・ミリー陸軍大将と米国の政権交代後初のテレビ会議を行い、東シナ海および南シナ海をめぐる問題などを話し合った。この会議では、中国の海警法について意見交換を行ったとして、さらに自由で開かれたインド太平洋の維持・強化のため、日米を基軸に多様なパートナーとの協力を強化していくことを確認した。
 制服トップ同士の会談では、両国の強固な同盟を確認した。先ごろ行われた日米の首脳会談、防衛相会談を踏まえ、感染症の影響下でも地域でのいかなる事態にも対処できることを改めて確認した。さらに東シナ海・南シナ海での問題では、力を背景とした一方的な現状変更の試みに対して反対の姿勢を示し、それを踏まえたうえで海警法について意見交換を行った。中国の動きを特に注視する構えだ。