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2018.07.30

WING

装輪装甲車改の開発事業を中止

耐弾性向上が期待できず

 防衛省は7月27日、防衛装備庁が開発事業を進めている装輪装甲車(改)の開発事業について、2022年度まで開発期間を延長したが、耐弾性、重量、量産コストなどの目標を満たして開発を完了する見込みが立たないとして、開発事業そのものを中止することを明らかにした。コマツが開発契約により試作を行って昨年に試作車を納入、この試作品で耐弾性能にばらつきの多い防弾板の使用や板厚不足などの不具合が判明、改善のため昨年12月末に開発期間を2020年度末より2022年度末に遅延することを発表していた。その後、コマツでは新たな防弾材による耐弾試験が行われたが、現状のまま開発を継続しても開発完了の見込みが立たないと、開発中止を決定した。