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2018.07.27

WING

空港現場へのAI・ロボット導入、現場スタッフはどう思う?

約6割が「賛成」も「反対」13.7%、依然根強い抵抗も

 

 航空連合はこのほど、全国の空港現場で働く10代から60代の1300名の組合員を対象に、「空港地上職の仕事意識調査」を実施した。昨今の業界内の人手不足を背景として、人工知能(AI)やロボットなどが空港の現場にも導入されるようになってきた。そうしたなか現場スタッフの58.9%が、こうしたAI・ロボットの現場への導入について「賛成・どちらかとえいば賛成」というスタンスを示した。一方、「反対・どちらかといえば反対」と回答した人が13.7%存在。また、27.4%が「分からない」と回答しており、半数以上の現場スタッフがAIやロボットの導入に賛成する一方、依然として何らかの抵抗を感じるスタッフも少なく無いことが浮き彫りとなった。
 AIやロボットの導入に賛成する意見として、「将来的な人材不足や従業員高齢化を見据えれば、導入を進めていく必要がある」といった将来の人手不足をカバーするためにも導入は不可欠とする意見のほか、「AIを導入することで、人財が浮いて、よりいろんな場面に人財の活用が出来るから」、「単純な繰り返し作業などは、逆にそちらの方がミス無く他にリソースを振り向けられる」、「在宅勤務等、働き方の幅が広がる」といった「人財」の有効活用と働き方改革に繋がるとの意見が目立った。
 一方、AIやロボットの導入に反対する意見としては、「人間の温かみのあるサービスが売りの仕事であると考えている為。また、それをしたくてこの会社に入ったため」、「心で仕事をしているから」、「空港は、人との触れ合いが魅力だと思う」など、サービスの現場ならではの回答が。さらには、「細々とした要望への対応は難しいと感じるし、特に日本人はセルフ化、機械化を避けたがる傾向にあるため、結果、後工程で係員と接するタイミングにそのしわ寄せがくる気がする」、「好例のお客様が対応できない」、「全て機械的な作業になってしまいお客様のニーズに応えにくくなると思うから」といった声が聞かれた。さらには「私たちの仕事がなくなるから」といった切実な意見もあった。