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2021.01.19

ウイングトラベル

★菅首相施政方針演説「再び世界の観光大国」へ

 地域再生へ滞在型観光、ワーケーション推進

 菅義偉首相は1月18日、国会での施政方針演説で、観光立国について言及し、「我が国には内外の観光客を惹きつける自然、気候、文化、食が揃っており、新型コロナを克服した上で、世界の観光大国を再びめざす」と宣言した。とくに、新型コロナウイルス感染拡大が追い打ちをかける地域経済再生に向けて、短期集中で旅館、街の再生を進め、「全国百程度の地域で、街中に残る廃屋を撤去し、魅力ある施設へとリニューアルする」方針を打ち出した。
 また、「皇室ゆかりの三の丸尚蔵館は、わが国が誇るべき二千を超える国宝・重要文化財級の美術品を所蔵している。それらを、地方に積極的に貸し出し、文化観光の核とする。国立公園などの自然の中での宿泊体験や、城や寺社、古民家での滞在など、地域に眠る観光資源を磨き上げ、滞在型観光やワーケーションを推進していく」と新たな観光の方向性を示した。

 

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※写真=第204回国会で施政方針演説を行う菅首相(政府インターネットTV)