★原会長「旅行産業の火を消さない、乗り切ろう」

　トラベル懇話会、新春講演会をオンライン開催

　トラベル懇話会は1月8日に恒例の新春講演会を新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、オンラインで開催した。冒頭、挨拶した原優二会長は、雇用調整助成金の特例措置の延長について触れ、特例措置の段階的縮小が始まれば、旅行会社の廃業、休眠が始まり、特例措置が延長されれば少し時間ができるとし、「海外旅行が再開される日が必ず来るが、元に戻るわけではない。どんな世界が待っているか誰にもわからないが、旅行産業の火を消さない、事業を続け、乗り切っていこう」とコロナ禍の厳しい状況の中で事業の存続を呼び掛けた。

※写真＝原優二トラベル懇話会会長

　蒲生観光庁長官、Go Toトラベル延長を推進

　来賓としてメッセージを寄せた観光庁の蒲生篤実長官は、「コロナ禍による困難な状況は続くが、「感染拡大防止と観光需要回復のための政策プラン」に基づいて、感染拡大防止策、観光の回復に政府一丸となって取り組むとし、同プランに盛り込まれたGo Toトラベル事業の延長による国内旅行需要の喚起を促進していくことを強調した。また、ウイズコロナ時代へワーケーションを通じた旅行の創出や平準化に取り組むとした。

　坂巻JATA会長、海外旅行復活きっかけの年に
　Go Toで「旅のチカラ」実感、笑顔を届ける

　日本旅行業協会（JATA）の坂巻伸昭JATA会長は、「私達はともすれば、安全、安心を前提に、安全な方向に行くために、お客様の言葉を聞かずに進めていたところもあったかもしれない。旅行業は選手の思い、見に行く観客の思いをしっかりと受け止めることができる。私達はお客様、支える方々の笑顔を見るために、しっかりと前を向いて、様々なことにチャンレジしていきたい」と決意表明した。

※写真＝坂巻伸昭JATA会長