ウイングトラベル
★4-9月の旅行業倒産は6件と過去20年で最少
ホワイトベアーは平成最大の旅行業倒産で負債増
東京商工リサーチ(TSR)がまとめた2020年度上半期(4-9月)の旅行業の倒産件数は前年同期比33.3%減(9件減)の6件と減ったものの、負債総額は5億7000万円増えて282億9400万円に膨らんだ。倒産件数は2年連続で10件を割り込み、過去20年間で最少だった。一方で負債総額は3年ぶりに増加し、旅行業の倒産では平成以降で最大のホワイト・ベアーファミリー(負債278億円)が全体の負債総額を押し上げた。
形態別では「破産」が5件で、全体の8割強を占めた。残り1件は「民事再生法」だった。また、上半期の倒産6件のうち、新型コロナウイルス関連は4件だった。原因別では、「販売不振」が3件、「既往のシワ寄せ」が2件、「他社倒産の余波」が1件だった。
宿泊業の4-9月倒産は71件、前年同期の2.5倍
コロナ関連倒産は41件、飲食業に次いで多く