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2020.08.06

ウイングトラベル

★コックス&キングスジャパンが債務整理一任

 TSR、南太平洋やインド洋リゾートなど取扱い

東京商工リサーチ(TSR)によると、(株)コックス・アンド・キングス・ジャパン(世田谷区三軒茶屋2-2-16、設立1990年9月、資本金4億500万円、小川典子社長)は6月5日、債務整理を仲村晋一弁護士に一任した。負債は現在調査中。
 インドの旅行業者Cox&Kings Limitedの日本法人として、旅行会社や一般個人を対象に、主に南太平洋やインド洋リゾートへのツアーを取り扱っていた。また、イギリスやインドなどから来日した観光客を対象にインバウンド事業も手掛けていた。2004年12月期には売上高36億1286万円をあげていたが、景気悪化の影響で、2010年12月期には売上高約27億3000万円まで減少していた。
 その後も業況が大幅に改善することはなく、2019年4月には第一種旅行業登録から第二種旅行業へと登録を変更し、ランドオペレーターとして現地の予約・手配業務に注力することで業績改善をめざしたが資金繰りは逼迫し、2020年3月頃には本社から撤退していた。