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2020.08.04

WING

UAC、プーチン大統領に航空プログラム進捗状況等を報告

重ドローン「ハンター」は24年納入目指す

 統一航空機製造会社(UAC)は8月3日(ロシア現地時間)、同社ゼネラル・ディレクターのユーリ・シュルサル氏がウラジーミル・プーチン大統領と会談し、財政再建状況や航空機の生産や開発といった航空プログラムの進捗状況をプーチン大統領に報告したと発表した。
 シュルサル氏は会談の冒頭、今年5月に〈プーチン大統領が行った新型コロナウイルス感染症の流行による航空業界の危機的状況への対処として、ロシア航空宇宙軍への納入見通しと民間航空機の新規生産と販売支援を行って航空製造業界の仕事量を増やしたことに感謝の意を述べた。特に、Su-35Sを製造するコムソモリスク・ナ・アムーレの製造工場はこの政府支援により、今期中に作業量を倍増し、2028年までフル稼働するとのこと。また、民間機では「新型コロナウイルスのパンデミック状況下では、座席数が少ないSSJ100が最も需要があった」と述べている。
 開発中の機体については、An-26型機といったウクライナ製の機体「アントノフファミリー」を置き換える機材として開発している軽輸送機Il-112V、重近代化改修を施したTu-22M3M、重ドローン「ハンター」が昨年初飛行したことに触れた。
 特に、「ハンター」については・・・

 

※写真=プーチン大統領に航空プログラムの進捗状況を報告するユーリ・シュルサル氏(提供:UAC)