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2020.07.28

WING

トードインターナショナル、「金属カッティングセンター」立ち上げ

顧客材料切断需要に柔軟対応、設備増強も視野に

 トードインターナショナルが、同社の本社(東京都八王子市)の近くに、「金属カッティングセンター」を立ち上げた。新たにバンドソー、シャーリングマシンを導入し、顧客が注文した材料をニーズに応じて切断するなど、顧客の材料ニーズにあわせた対応が可能となった。
 トードインターナショナルが開設した「カッティングセンター」は、敷地面積392平方メートル、加工棟建屋262平方メートルを有する。「カッティングセンター」は2月に完成し、アマダ製「PCSAW330」バンドソーと、相澤鉄工所製「AST-3031」シャーリングマシンを各1台ずつ設置済みだ。
 バンドソーは外径300ミリまでのチタン材のほか、ステンレス「15-5PH」「A286」その他, 「718」ニッケル合金 などを切断することが可能だ。一方、シャーリングマシンは、チタン、ニッケル、ステンレスは板厚3ミリまで、アルミも約4.8ミリまでシャーリングすることができる。
 トードインターナショナルの濱井俊行社長は「顧客要望にあわせた長さに材料を切断することができるように機械を導入した」としており、「本社と名古屋営業所に在庫を有しており、お客様の要望に応じて即座に材料をカッティングして納めることができる。材料メーカーからのリードタイムは変わらないが、当社で在庫を有することで、即納可能な体制を整えている」ことを強調した。
 その上で、「今後カッティングする需要が伸びていくと考えているため、今後機械を増設していきたい」としており、「もう少し小型のバンドソーも導入して、台数を増やし多数のカッティングニーズに対応したい。」とした。
 濱井社長は「当社がどのような鋼種を在庫すれば、お客様にとって一番メリットがあるのか。是非、気軽にお声がけ頂きたい」と呼びかけており、顧客の利便性を更に高めていきたい考えを明かした。

 

創立30周年、「相談できる商社」をモットーに。

 

英国支店でエアバス機向け商材獲得
沖縄事務所はMROビジネス注力

 

チタン材のハーミットの代理店権獲得
短納期でチタン材納入可能など機動力がウリ

 

※写真=トードインターナショナルが設立した「金属カッティングセンター」にはアマダ製「PCSAW330」バンドソーを備えている

※写真=相澤鉄工所製「AST-3031」シャーリングマシンも。顧客ニーズに応じて今後設備の拡充も視野に

※写真=金属カッティングセンターの外観

※写真=トードインターナショナルの濱井俊行社長