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2020.07.28

WING

中部空港、国際線保安検査員がコロナ感染

無症状で自宅待機、旅客と濃厚接触なし

 中部国際空港の国際線保安検査場で保安検査業務に従事している検査員スタッフが、新型コロナウイルスに感染していたことが、7月27日に明らかになった。中部国際空港会社と、同社から業務委託を受けている全日警が発表した。
 現在のところ、旅客との濃厚接触が疑われる事実はないとしており、保健所の指示に従い、同社社員に対し、このスタッフとの接触状況や体調確認を行っているという。さらに、感染が判明したスタッフが使用した設備・機器に対し消毒を実施した。
 両社によれば、新型コロナウイルスに感染したことが明らかになったスタッフは発熱をはじめとする症状はない。休業中に空港外で行動を共にした知人の感染が判明したことを受け、7月26日にPCR検査を実施したところ、感染したことが明らかになった。スタッフの容態は安定しており、保健所の指示で自宅待機としているという。
 このスタッフは7月12日~21日まで休業だったが、7月22日に国際線出発便の保安検査業務のため出社(10~14時)。勤務中はマスク、ゴーグル、手袋を着用するなど、感染症対策を行って仕事に従事した。7月23日以降については休業していたという。