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2020.07.28

WING

関西空港、国際線出発口に自動化ゲート

検査員負担軽減と非接触で感染症対策にも

 関西エアポートは7月27日、関西空港第1ターミナル国際線出発口に設置した自動化ゲートの運用を開始したことを発表した。設置した自動化ゲート数は12ゲート。「出発口1」では一般入口4ゲート、ファストレーン1ゲートを、「出発口2」は一般入口2ゲート、そして「出発口3」では一般入口4ゲート、ファストレーン1ゲートを自動化ゲートとした。
 関西エアポートではファストトラベルに取り組んでおり、出発口の自動化ゲートで搭乗券を確認することで、これまで以上にスムーズな出発手続きを実現するとしている。
 従来、国際線保安検査場前では、検査員が搭乗券を預かってスキャナで読み込み、通過判断をしていたが、この作業を自動化し、旅客自身が搭乗券をスキャンする方式となった。
 検査員の負担を軽減することができるほか、コロナ禍の感染症対策として非接触の運用にもなるとしている。
 なお、新型コロナウイルスの影響で運航便が大幅に減少していることから、現在は「出発口1」、「出発口2」は運用を停止している。

 

※図=関西空港で運用を開始した自動化ゲート。27日現在は、出発口3のみ運用中だ(提供:関西エアポート)