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2020.07.27

WING

NAA、国交大臣へ新株発行、約300億円の増資

滑走路整備など空港機能強化資金として活用

 成田国際空港会社(NAA)は7月22日、株主総会の決議どおり第三者割当増資による新株式を発行し、割当先の国土交通大臣から約300億円の払い込みを受けた。増やした資金は、成田空港のさらなる機能強化をはじめ、必要な空港整備へ充てることになる。この度の増資よって、NAAの資本金は1000億円から1197億3680万円へ増え、520億円だった資本準備金は、増資後に622億6313万6000円となった。
 このほど、新たに発行した普通株式は39万4736株。1株当たり7万6000円で、払込金額は299億9993万6000円になった。それによって、筆頭株主である国土交通大臣が所有する株式数は219万4994株となった。財務大臣の持ち株数は変わらず19万9742株のまま。持株の割合について、国土交通大臣は、1.65ポイント増えた91.66%になった。財務大臣は1.65ポイント落として8.34%となった。

 

※写真=NAAは増資した約300億円を空港機能強化に充てる