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2020.07.14

WING

BAEシステムズ、テンペスト製造でスマートファクトリー

自動化、VR・MR、3D製造など次世代防衛機製造に挑戦

 BAEシステムズが、英国の第6世代機「テンペスト」の開発・製造に向けて、英国ランカシャー州ウォートンにあるBAEシステムズの敷地内に「スマートファクトリー」を設置した。その投資額は数百万ポンド(数億円)規模で、実に40社・団体の協力を通じて最近完成したばかりだという。
 BAEシステムズによれば、この施設は「現在、開発施設としての位置付けにある」としており、このスマートファクトリーを通じて、量産可能な技術やプロセスを標準化していく」方針だ。その上で、ここで培った能力を、「将来的に既存の工場や今後構築する工場、そしてパートナーにも移転していく予定にある」とした。
 「このファクトリーでは、現在見本となる機体構造を組み立てている」とし、「そこに先進的複合素材や金属部品の利用のほか、さらにはアディティブ・マニュファクチャリング(3Dプリンティング)による部品製造にも取り組み、新たな構造なども加えられていく」予定にあることを明かした。
 「テンペスト」は英国防省が2018年7月のファンボロー国際航空ショーで発表した次世代戦闘機計画。その運用開始は2035年頃が見込まれる。BAEシステムズを中心に、ロールス・ロイス、レオナルド、MBDAらも参画するプログラムだ。日本国内でも、日本が同プログラムに協力し、ワークシェアを獲得するか、注目を集めている。
 その「テンペスト」向けに設置されたランカシャー州ウォートンのスマートファクトリーでは、第4次産業革命と呼ばれるデジタル化を目指すインダストリー4.0を活用。・・・

 

人とロボットが共生する製造ラインを実証
VRで施設設計、ARは現場の指示伝達など

 

※動画=スマートファクトリーのイメージ動画(提供:BAEシステムズ)

 


※画像=このスマートファクトリーのイメージ画像。徹底した自動化・省人化が図られたコンセプトであることが分かる(提供:BAEシステムズ)

※画像=様々なロボットが活用され人との共生を図るラインとすることを実証する(提供:BAEシステムズ)

※写真=もちろん部品などの輸送も自動搬送ロボットが担う(提供:BAEシステムズ)

※写真=オペレーターが工場内の自動物流ストアからデジタル情報を呼び出し、工場のライブデータを取得できるようにする(提供:BAEシステムズ)

※写真=オペレーターはタブレットを使用して、リアルタイムの工場データと分析ツールにアクセスすることも可能だ(提供:BAEシステムズ)