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2020.06.26

ウイングトラベル

★池畑JATA新事務局長「経営支援と需要回復に注力」

 国内盛り上げ、海外旅行再開へ仕組み作り加速

 日本旅行業協会(JATA)の新理事・事務局長に就任した池畑孝治氏は、6月25日の就任会見で、「観光産業は国の成長戦略の柱のひとつになってきた。旅行業は観光産業のエンジンと言えるほどに成長してきた。これも田川、越智両氏をはじめとする先達のおかげ」と感謝したうえで、「JATAは新体制に変わったが、私たちがやっていくべきことは何ら変わらない。コロナ禍で100年に一度の困難に直面する中、旅行業を続けられるための経営支援策の拡充と、需要回復を早めるための取り組みに注力していく」と就任に当たっての抱負を述べた。
 池畑氏は1958年8月14日生まれの61歳。青山学院大学経営学部を卒業後、近畿日本ツーリスト(現KNT-CTホールディングス)に入社し、執行役員海外旅行部長、取締役事業戦略統括部長兼訪日旅行部長、取締役グループ事業推進本部長などを歴任後、2020年1月にJATA調査役に就任し、越智前事務局長とともにコロナ緊急対策に当たってきた。

 

 Go Toトラベル事業、一致団結して取り組む
 付加価値の高い旅行の提案へ、準備進めて

 会員の多くがその開始を待ち望んでいるGo Toトラベル事業については、「これまでのふっこう割とは全然違う。個人旅行はもちろん、修学旅行や団体旅行、受注型企画旅行、手配旅行にも使える。日数制限もなく、地域経済に貢献する高付加価値な旅行が求められており、予算額もこれまでとはけた違い」として、国内旅行の起爆剤として大きな期待を寄せた。そのため会員各社に対しても、「これまで海外専業だったところも含めて、この機会に国内の珍しい観光地を訪れたり、付加価値の高い旅行にぜひ案内してほしい。地域経済の再活性化に貢献できるよう準備を進めてほしい」と呼びかけた。

 

 海外版ガイドライン、「できるだけ早く作成」
 PCR検査の拡充へ、民間一丸で要望活動を強化
 コロナで1席の価値上昇、旅行業は変わるチャンス
 Go Toの地域共通クーポンで付加価値具現化を
 新体制で「皆で力を合わせてやっていく」
 明るく元気に前向きに、自ら模範示す

※写真=池畑孝治JATA新理事・事務局長