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2020.06.22

WING

イリューシン新CEOにセルゲイ・ヤルコボイ氏が就任

7月の総会では単独業務執行権限をUACに移譲も検討

 統一航空機製造会社(UAC)は6月19日(ロシア現地時間)、傘下のS.V.イリューシン記念航空複合体のゼネラルディレクター(CEO)にセルゲイ・ヤルコボイ氏が6月20日から就任すると発表した。前CEOのユーリ・グルジーニン氏は退任し、会社を去るかたちとなる。ヤルコボイ氏は現在、UACの第1ゼネラルディレクター(第1副社長)を務めており、兼任するかたちでイリューシンのCEOに就くという。
 今回のCEO人事は、UACの企業改革と財政再生プログラムの一環で行うもので、経営の一元化や航空産業における管理機能の最適化などを目的としている。これらの取り組みの中で、各事業部は航空機器の開発・生産能力を保持しつつ、航空機製造のより効率的な実施に向けた生産拠点間の連携を深化していくとのこと。
 またUACは、7月予定の臨時総会で、イリューシンの単独業務執行権限をUACに移譲することを検討予定としている。

 

※画像=新たにイリューシン新CEOに就任したセルゲイ・ヤルコボイ氏(提供:UAC)