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2020.06.08

ウイングトラベル

★チェジュ島の秋以降の商品造成を呼びかけ

 済州観光公社、国内観光客1日3万人まで回復

 韓国の済州観光公社の渡守武祐子東京広報事務所長は、JATAアウトバウンド促進協議会(JOTC)が開催したウェビナーに登壇し、チェジュ島の新型コロナウイルス対策を紹介するとともに、「チェジュ島の秋以降の商品を造成してほしい」として、チェジュ島の観光再開に向けて準備を進めてほしいと呼びかけた。
 チェジュ島での新型コロナウイルスの感染確認者は15名にとどまり、うち13名は完治、治療中は2名で、死亡例はない。また、感染が確認された15名は、いずれも海外や韓国本土からの渡航者で、チェジュ島内での感染者は出ていないとして、防疫に成功していると紹介した。
 5月20日からは生活防疫が実施されており、空港で発熱が確認されればPCR検査を行い隔離するなどの水際対応を徹底。屋内や屋外の観光地の特性を考慮し、防疫管理者を設置してホットラインを構築するなど、マニュアルを作成予定とした。消毒薬の設置やマスク着用等についても、済州道の担当者が現場点検を行っているという。公共施設は6月4日から部分的に再開し、6月22日以降は順次拡大する計画としている。

 

※写真=済州観光公社の渡守武祐子東京広報事務所長