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2020.06.08

WING

ロシア、サハリン・千島駐屯砲兵部隊が射撃訓練

UAVを目標探知や弾着観測に昼夜間問わず活用

 ロシア国防省は6月5日(ロシア現地時間)、東部軍管区のサハリン島と千島列島(露名称:クリル諸島)に駐屯する砲兵部隊が、サハリン島・ウスペノフスキー射撃場で射撃訓練を行ったと発表した。
 訓練には152ミリ自走カノン砲2S5「ギアツィント-S」、122ミリ自走多連装ロケット砲BM-21「グラード」、迫撃砲部隊が参加。観測ポストからの観測および偵察、火砲の射撃準備と射撃陣地占領、射撃位置の変更、装甲車両の破壊といった一連の流れを演練したという。
 また、この射撃訓練では具体的な種類は明かしていないが、無人航空機(UAV)を目標探知や弾着観測に昼間・夜間を問わず活用したとのことで、ロシア国防省は、「(UAVは)射撃計算準備に必須の要素になっている」と述べている。

 

※写真=ロシア軍ではUAVを目標探知や弾着観測に、昼間・夜間を問わず活用した訓練を実施している(提供:ロシア国防省)