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2020.06.08

WING

ノースロップ、月周回軌道基地の設計でNASAと契約

最初の居住区画「HALO」の予備設計・開発で

 ノースロップ・グラマンは6月5日(米国東部標準時)、アメリカ航空宇宙局(NASA)の有人月面探査計画「アルテミス計画」における居住およびロジスティクス前哨基地(HALO)の予備設計・開発でNASAと契約したと発表した。
 「HALO」は、月軌道上に設置する予定の月周回軌道宇宙ステーション「NASAゲートウェイ」の最初の居住区画で、月面探査や深宇宙における長期的な人類の探査活動に欠かせないサポートを提供するものだ。「HALO」の設計としてはノースロップ・グラマンの補給宇宙船「シグナス」に環境管理や生命維持装置、それらの制御機能を追加したもので、NASAの「オリオン」宇宙船や他の月支援ビークルなどのために3つのドッキングステーションを備えているという。
 また、「オリオン」宇宙船と組み合わせることで、最大4名の宇宙飛行士が最大30日間にわたり、・・・

 

※画像=ノースロップ・グラマンは月周回軌道宇宙ステーション「NASAゲートウェイ」の最初の居住区画として「HALO」の予備設計・開発でNASAと契約した(提供:ノースロップ・グラマン)