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2020.06.04

ウイングトラベル

★カナダ観光局、来年春以降の素材を訴求

 コロナ収束にらみ、オンライン説明会開催

 カナダ観光局は、5月28日に旅行業界対象のオンライン説明会を開催した。冒頭、カナダ観光局日本地区代表の半藤将代氏は「カナダ国内では、まず近隣のエリア、そして州内へと徐々に観光を回復させていく段階にある。海外からの旅行者を誘致できるまでには、まだしばらく時間が必要で、本格的な回復は今年の冬以降になる見込みだ」とコメント。こうした状況を受け、今回の説明会では、来年春に向けてのカナダ各地の素材を紹介。「空気が良い大自然の癒し体験」(観光局旅行業界・メディア担当マネジャー中川聡美氏)と訴求した。
 カナダ観光局からは、ブリティッシュ・コロンビア州よりバンクーバーとその近郊の桜やチューリップ、リゾート地ウィスラーやオカナガン地方のワイナリー巡り、アルバータ州よりバンフ、レイクルイーズ、ジャスパーを結ぶ「ロッキーパノラマ街道」や恐竜体験、キャノーラの美しい花畑、ケベック州よりケベックシティやモントリオールといった都市、特産のメープルシロップ、地産地消のフレンチやアウトドア体験などを紹介した。
 パートナーである「チームカナダ」の各州観光局、またエア・カナダからもそれぞれプレゼンテーションが行われた。カナダ・オンタリオ州観光局からは、州政府が定めたアクションプランについて言及。現在は「フェーズ2:再スタート」の「ステージ1」の段階にあり(5月27日現在)、屋外でのスポーツやビジネス活動などが再開されている状態。観光局としては、今後「自然や食、世界遺産」にフォーカスし、紅葉で人気のアルゴンキン州立公園のワイルドフラワーハイキング(5月)やリゾート地ブルーマウンテンでのラグジュアリー貸別荘での滞在、ナイアガラ地域でのワイナリー滞在や「カリナリー・トレイル」のグルメ体験、世界遺産リドー運河でのレンタルボートなど、さまざまな素材を提案していく意向。6月からは観光局のSNS(Twitter、Facebook)を再開する。

 

*Photo by Daniel Joseph Petty