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2020.06.04

WING

HAPの新千歳空港運営事業開始、3月には全7空港実施

国内最大7空港運営へ、各空港の遠隔管理体制構築

 北海道内7空港の管理・運営を目指す北海道エアポート(HAP)は、6月から新千歳空港の運営事業を開始した。ターミナルビル会社の運営については、すでに1月15日から同空港と、稚内、釧路、函館、旭川、帯広、女満別で開始したところ。この新千歳を皮切りに、ほかでも順次空港運営事業を開始して、2021年3月1日には全7空港で運営を開始する構えだ。
 HAPは、新千歳空港をはじめとした道内7空港の運営権者となって、この度初の空港運営事業を開始することになった。さらに10月1日には、旭川空港でも空港運営事業を開始。その上で2021年3月1日には、残る稚内、釧路、函館、帯広、女満別でも事業開始を予定する。HAPは、複数空港を運営する国内2番目の事業者となり、管理する空港の数としては関西エアポートを抜いて最多となる。
 空港運営の実務に当たっては、6月1日付でHAP社内に「新千歳空港事業所」を設置して、55人体制で運営に当たる。国から事業を継承するに当たって、実施契約を締結した10月以降、国土交通省職員による座学訓練、実技訓練、現場のOJTを通じて引き継ぎを行ってきたとする。新千歳空港では、今後3年から5年の間にHAP社員に加え、国交省からの出向職員20人によって、民間による空港運営に取り組むとした。
 HAPの蒲生猛社長は、・・・

 

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※写真=6月から北海道エアポートによる新千歳空港の運営が本格的に開始した(提供:新千歳空港事務所)