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2020.06.04

WING

米陸軍、米国内の情勢不安に対するメッセージを発出

「国民の権利を支持し、国民を守り続ける」

 米陸軍は6月3日(米国現地時間)、現在米国内で起きている社会情勢不安に対し、米陸軍トップの3名が、陸軍は国民の権利を支持し、米国民を守り続けるとする陸軍コミュニティに対するメッセージを発出した。
 米国では、白人警官による行き過ぎた拘束による黒人民間人の死亡に端を発する抗議デモにおいて一部が暴徒化し、商店を襲うなどの被害が出ており、米国防総省は6月2日に現役陸軍部隊や憲兵部隊の首都圏への移動を行ったと発表しているところ。
 米陸軍によるメッセージはライアン・マッカーシー陸軍長官、米陸軍参謀総長ジェームズ・マコンビル大将、マイケル・グリンストン米陸軍最先任上級曹長の連名によるもの。メッセージでは、米国民から成る陸軍も同様に、人種差別に対し怒りとフラストレーションを感じていると呼びかけ、「我々が国内外のあらゆる敵から米国を守る能力は、米国民からの神聖な信頼の上に成り立っており、人種差別はその信頼を蝕んでいる」と語っている。・・・

 

※写真=米国内の社会情勢不安に対しメッセージを発出した米陸軍トップ(左からライアン・マッカーシー陸軍長官、米陸軍参謀総長ジェームズ・マコンビル大将、マイケル・グリンストン米陸軍最先任上級曹長)(提供:米陸軍)