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2020.06.04

WING

米国防総省、5G実証試験で新たに7施設を指定

無線接続性やAR活用した整備訓練支援など試験予定

 米国防総省は6月3日(米東部標準時)、第5世代移動通信システム(5G)の実証試験を行う施設として、新たに7つの米軍施設を指定したと発表した。米国防総省では5Gの実証試験第2段階として、既に5つの米軍施設で試験を行っているところ。今回の7施設追加で米国防総省は12施設で試験を行うことになる。
 今回新たに実証試験施設に加わるのは、バージニア州のノーフォーク海軍基地、ハワイ州のヒッカム統合基地、テキサス州のサンアントニオ統合基地、カリフォルニア州のフォート・アーウィンナショナルトレーニングセンター(NTC)、テキサス州のフォートフッド陸軍基地、カリフォルニア州のキャンプ・ペンドルトン、オクラホマ州ティンカー空軍基地。米国防総省では、これら施設の選定基準として、有線および無線回線といった通信インフラの整備状況や主要施設へのアクセス性などを挙げている。
 また、米国防総省は今後数週間のうちに、産業界の5G開発パートナーに対し、実証試験を行うプロトタイプアプリケーションの提案要求を提出するとしている。・・・